LibreOffice 24.8 ヘルプ
フィールドの機能を利用すると、ユーザーの指定条件を満たした場合にのみ、ドキュメント上に特定のテキストを表示させることができます。ここでは条件付きテキストの使用法として、催促状の表示を切り替える場合を例に説明をします。
条件付きテキストの設定は、大きく分けて 2 つの手順で進めます。まず最初に変数を作成してから、次に条件の設定を行います。
ここでの例の最初の手順は、条件ステートメントで使う変数の設定です。
を選択し、 タブをクリックします。
リストの「変数の設定」をクリックします。
Reminder などです。
ボックスに変数の名前を入力します。たとえばリストの「テキスト」をクリックします。
1 を ボックスに入力し、 をクリックします。
書式リストに「Standard」書式が表示されます。
この例の 2 番目の部分では、判定条件を設定して、条件付きテキストをドキュメントに表示するためのプレースホルダーを挿入する方法を示します。
ドキュメント上の条件付きテキストを挿入する位置に、カーソルを移動します。
を選択し、 タブをクリックします。
リストの「条件付きテキスト」をクリックします。
Reminder EQ "3" と入力します。この条件指定の意味は、例の最初の手順で定義したフィールドの変数が 3 に等しくなったとき、条件付きテキストを表示する、という指示です。
ボックスに数値の3が引用符で囲んであるのは、ここの解説の最初の手順で、ユーザー定義の変数をテキストと設定したためです。
条件を満たすとき ボックスには、条件が満たされた場合に表示させるテキストを入力します。ここに入力できるテキストの長さには特に制限はありません。必要であれば、1 つの段落全体をコピーしてこのボックスに貼り付けることもできます。
挿入 をクリックして、閉じる をクリックします。
ここでの設定例で条件付きテキストが表示されるのは、条件判定用の変数の値が 3 に等しい場合です。
最初の手順で指定したフィールドの先頭部にカーソルを移動して、メニュー 編集 → フィールド を選択します。
ボックスの数値を 3 にして、 をクリックします。
フィールドが自動的に更新されない場合は F9 キーを押してください。