インポート、エクスポートフィルターに関する情報

LibreOffice は、固有のXML 形式以外にも、その他各種の XML 形式からの読み込みや保存に対応しています。

ただし、開く ダイアログでファイルの種類をユーザーが選択しなければならない場合もあります。例えば、テキスト形式のデータベーステーブルをデータベーステーブルとして開くには、そのファイルを選択したあと、ファイルの種類として「テキスト CSV」を指定する必要があります。

BASIC Macros in Microsoft Office Documents

MS Office ドキュメントの VBA マクロコードに関する設定は、メニュー 読み込みと保存 → VBA 属性で行えます。VBA マクロコードを LibreOffice でそのまま実行することはできず、あらかじめ変換して必要な修正を加える必要があります。頻繁に起きるケースとしては、LibreOffice で Word 、Excel 、PowerPoint のファイルを開き、内容を編集した後で、Microsoft Office 形式で再保存するが、そのときに各ファイル中のマクロはそのまま残す、ということがあります。LibreOffice では、VBA マクロを LibreOffice のサブルーチンとしてコメント形式で保存しておき、MS Office 形式で再保存する際にそのまま復帰させることも、あるいは読み込み時に Microsoft Office マクロを削除させることもできます。後者の方法は、Microsoft Office ドキュメントに潜むウイルスの防止策としても有用です。

外部形式とファイルの種類に関する注意

インストールされていないフィルターでも、ダイアログ 開く および 名前を付けて保存 で選択可能なものがいくつかあります。インストールされていないフィルターを選択すると、必要であれば今からでもフィルターをインストールできることを知らせるメッセージが表示されます。

ヒント

テキストフィルター エンコードされたテキスト は、別の文字列エンコードの文書ドキュメントを開いたり、保存したりする場合に使います。フィルターにはダイアログがあり、文字列、既定フォント、言語、段落区切りが設定できます。


HTML 形式でのインポートとエクスポート

LibreOffice Writer を使って、脚注および文末脚注をユーザーの HTML ドキュメントに挿入することもできます。これらはメタタグとしてエクスポートされます。脚注記号および文末脚注記号は、ハイパーリンクとしてエクスポートされます。

コメントは HTML ドキュメントに不明な文字を含めるために使用されます。「HTML:... 」で始まり「>」で終わるすべてのノートは HTML コードとして扱われますが、これらの指定なしでエクスポートされます。「HTML:...」の後には、複数のタグが並ぶことも可能で、これらの間に任意のテキストがくることもあります。ウムラウトは ANSI 文字セットに変換されます。コメントはインポート時に生成されます (たとえば、ファイルプロパティーに場所がないメタタグ、または不明なタグなど)。

LibreOffice Writer の HTML インポートは、UTF-8 または UCS2 の文字コーディングのファイルを読み込むことができます。その際には、ANSI 文字列またはシステムの文字列にあるすべての記号が表示されます。

When exporting to HTML, the character set selected in - Load/Save - HTML Compatibility is used. Characters not present there are written in a substitute form, which is displayed correctly in modern web browsers. When exporting such characters, you will receive an appropriate warning.

If, in - Load/Save - HTML Compatibility, you select Mozilla Firefox or LibreOffice Writer as the export option, upon export all important font attributes are exported as direct attributes (for example, text color, font size, bold, italic, and so on) in CSS1 styles. (CSS stands for Cascading Style Sheets.) Importing is also carried out according to this standard.

The "font" property corresponds to Mozilla Firefox; that is, before the font size you can specify optional values for "font-style" (italic, none), "font-variant" (normal, small-caps) and "font-weight" (normal, bold).

If LibreOffice Writer are set as the export option, the sizes of the control field and their internal margins are exported as styles (print formats). CSS1 size properties are based on "width" and "height" values. The "Margin" property is used to set equal margins on all sides of the page. To allow different margins, the "Margin-Left", "Margin-Right", "Margin-Top" and "Margin-Bottom" properties are used.

The distances of graphics and Plug-Ins to the content can be set individually for export to LibreOffice Writer. If the top/bottom or right/left margin is set differently, the distances are exported in a "STYLE" option for the corresponding tag as CSS1 size properties "Margin-Top", "Margin-Bottom", "Margin-Left" and "Margin-Right".

Frames are supported with the use of CSS1 extensions for absolute positioned objects. This applies only to the export options Mozilla Firefox and LibreOffice Writer. Frames can be aligned as graphics, and Floating Frames, but character-linked frames are not possible.

Frames are exported as "<SPAN>" or "<DIV>" tags if they do not contain columns. If they do contain columns then they are exported as "<MULTICOL>".

The measurement unit set in LibreOffice is used for HTML export of CSS1 properties. The unit can be set separately for text and HTML documents under - LibreOffice Writer - General or - LibreOffice Writer/Web - View. The number of exported decimal places depends on the unit.

使用する単位

CSS1での単位名

小数点以下の最大桁数

ミリメートル

mm

2

センチメートル

cm

2

インチ

in

2

パイカ

pc

2

ポイント

pt

1


The LibreOffice Web page filter supports certain capabilities of CSS2. However, to use it, print layout export must be activated in - Load/Save - HTML Compatibility. Then, in HTML documents, besides the HTML Page Style, you can also use the styles "First page", "Left page" and "Right page". These styles should enable you to set different page sizes and margins for the first page and for right and left pages when printing.

番号付けのインポートとエクスポート

If, in - Load/Save - HTML Compatibility, the export option "LibreOffice Writer" is selected, the indents of numberings are exported as "margin-left" CSS1 property in the STYLE attribute of the <OL> and <UL> tags. The property indicates the difference relative to the indent of the next higher level.

左の段落インデントは、番号付けの中で margin-left CSS1 プロパティとして表示されます。番号付けの1行目のインデントは無視されるため、エクスポートされません。

表計算ファイルのインポートとエクスポート

LibreOffice は、削除されたセクション (参照先の列など) への参照をインポートおよびエクスポートします。エクスポートプロセス中に、数式全体を表示できます。削除された参照には、参照に対する標識 (#REF!) が含まれます。インポート中には、参照に対応して #REF! が作成されます。

画像ファイルのインポートとエクスポート

HTML ドキュメントと同様に、LibreOffice の画像ファイルを開く際には、名前に追加 (LibreOffice Impress) の付いたフィルターを使用するか、付いていないフィルターを使用するかが指定ができます。追加の付いていないフィルターを使用する場合、ファイルは LibreOffice Draw ドキュメントとして開かれ、追加の付いたフィルターを使用する場合、旧プログラムバージョンで保存されたファイルが LibreOffice Impress で開かれ、そのドキュメントはプレゼンテーション用などに使用できます。

EPSファイルをインポートする場合は、図の内容がドキュメントにプレビュー表示されます。プレビューができない場合は、該当するサイズのプレースホルダーがドキュメントに表示されます。UnixおよびMicrosoft Windows環境の場合は、インポートしたファイルをPostScriptプリンターで印刷できます。EPS画像をエクスポートする場合、TIFFまたはEPSI形式のプレビューが作成されます。EPS画像を他のグラフィックスと一緒にEPS形式としてエクスポートした場合、このファイルはそのまま新規ファイルに埋め込まれます。

TIFF 書式グラフィックのインポートおよびエクスポートは、いわゆるマルチページ TIFF にも対応します。これは1つのファイル、たとえばファックスの1ページ上にある画像の集まりです。

LibreOffice Draw および LibreOffice Impress のオプションの中には、メニュー ファイル → エクスポート で設定するものがあります。図のエクスポートオプション に詳しい情報があります。

PostScript

ドキュメントまたは図を PostScript 形式でエクスポートするには、次の手順に従います。

  1. Apple LaserWriter 用ドライバーのような PostScript プリンタードライバーをインストールします。

  2. メニュー ファイル → 印刷 を選択してドキュメントを印刷します。

  3. ダイアログで PostScript プリンターを選択し、チェックボックス ファイルへ出力 をオンにします。PostScript ファイルが作成されます。

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