ライブラリ、モジュール、ダイアログ
ここでは LibreOffice Basic での、ライブラリ、モジュール、ダイアログの基本的な使用法について解説します。
LibreOffice Basic には、ユーザーによるプロジェクト構築をサポートするためのツールが用意されています。これは、Basic プロジェクトで使用する SUB や FUNCTION を個別にグループ化して、各種の「ユニット」として扱うという機能です。
ライブラリ
ライブラリは、モジュールを分類して管理するためのツールで、ドキュメントやテンプレートに添付することができます。これらのドキュメントやテンプレートを保存すると、ライブラリに収めたモジュールもすべて自動的に保存されます。
各ライブラリには、最大 16,000 個のモジュールを収めることができます。
モジュール
各モジュールに収められる SUB や FUNCTION のブロックには、変数宣言部なども記録されます。 1 つのモジュールに記録できるプログラムのサイズには、最大 64 KB までという制限があります。 このサイズを超えるプログラムを扱う場合は、LibreOffice Basic プロジェクトを複数のモジュールに分割して、1 つのライブラリ中に保存するようにしてください。
ダイアログモジュール
ダイアログモジュールとは、1 つのダイアログボックスの構造、ダイアログを構成する各要素のプロパティー、SUB ブロックに割り当てるイベントなどを、単一のモジュールとして格納したものです。これらのダイアログモジュールは、それぞれ 1 個分のダイアログ情報だけを格納できるため、簡単に「ダイアログ」と呼ばれることもあります。