相互参照

ここでは、参照 (クロスリファレンス)を現在のドキュメントに挿入します。参照とは、あるドキュメント内 (マスタードキュメントでは部分ドキュメント内) のクロスリファレンスのことです。

相互参照をフィールドとして挿入すると、参照元のドキュメントに加えた変更がそのまま現在のドキュメントにも適用されるため、それぞれのドキュメントを変更する手間が省けます。フィールドは F9 キーを押すと更新されます。

このコマンドの見つけ方

挿入 - フィールド - 他のフィールド - 相互参照タブ を選択します

挿入 - 相互参照 を選択します


相互参照の挿入

種類

利用可能なフィールドの種類を表示します。 ドキュメントにフィールドを追加するには、フィールドの種類をクリックし、「選択」リストのフィールドをクリックしてから「挿入」をクリックします。 次のフィールドが使用可能です。

種類

説明

参照の設定

クロスリファレンスの参照先を設定する。名前 にその参照用の名前を入力します。登録した名前は「参照の挿入」の 選択 リストボックスにも表示されます。

HTML ドキュメントでは、この方法で挿入した参照フィールドは機能しません。HTML ドキュメントにクロスリファレンスの参照先を設定するには、ブックマークの挿入を行う必要があります。

参照の挿入

ドキュメント内の別ページへのクロスリファレンスを挿入する。参照するテキスト位置があらかじめ「参照の設定」で定義されている場合のみ、選択 でフィールド名を選択して参照を挿入することができます。

グローバルドキュメントにおいては、ある部分ドキュメントから別の部分ドキュメントに参照することもできます。この場合、参照の名前は選択ボックス内に表示されませんので、名前はキーボード入力してください。

HTML ドキュメントでは、この方法で挿入した参照フィールドは機能しません。HTML ドキュメントにクロスリファレンスの参照先を設定するにはハイパーリンクの挿入を行う必要があります。

見出し

選択ボックスには、すべての見出しのリストがドキュメントに表示される順序で表示されます。

番号付け段落

選択ボックスには、番号付け見出しおよび番号付け段落のリストがドキュメントに表示される順序で表示されます。

ブックマーク

挿入 → ブックマーク... でブックマークをドキュメントに挿入した場合は、見出し 参照 の中にも「ブックマーク」の項目が表示されます。ブックマークは、ドキュメントのテキスト部分を特定するのに便利な機能です。文書ドキュメントでは、ドキュメントに挿入したブックマークを使ってドキュメント内の別の場所へ簡単にジャンプできます。

HTML ドキュメントでは、このテキストマークはアンカー <A name> にかわり、ハイパーリンクのジャンプ先を指定したりします。

脚注

ドキュメントに脚注が含まれている場合は、脚注項目が選択できます。脚注への参照では、脚注番号が返されます。

(挿入されたキャプション付きオブジェクト)

キャプションが付いたオブジェクトへの参照を設定できます。たとえば、画像を挿入してこの画像を右クリックし、キャプションを選択します。これで、オブジェクトは、リストで番号付きの「図」として表示されます。


ヒント

参照はフィールドとして挿入されますので、参照を削除するにはフィールドを削除します。長いテキストを参照として挿入し、テキストだけを残して参照を削除する場合は、テキストを選択してクリップボードにコピーして、メニュー 編集 → 形式を選択して貼り付け... で行ないます。この操作でそのテキストを「書式設定されていないテキスト」として同じ位置にもう一度挿入することができます。これでテキストそのものはドキュメントに残り、参照だけが削除されます。


選択

Lists the available fields for the field type selected in the Type list. To insert a field, click the field, select a format in the "Insert reference to" list, and then click Insert.

ヒント

To quickly insert a field from the list, hold down and double-click the field.


参照の挿入 リストで、使用する書式をクリックします。

参照の挿入

参照フィールドで使用する書式を選択します。次のオプションを使用できます。

書式

説明

ページ

参照先を含むページのページ番号を挿入します。

ヒント

参照先全体を挿入します。脚注については、脚注番号が挿入されます。

前述/後述

参照先が相互参照より前または後にあるかによって「前述」または「後述」を挿入します。

ページ番号をスタイルで

参照先を含むページのページ番号を、ページスタイルで指定した書式で挿入します。

番号

コンテキストに応じて、見出し段落または番号付け段落の番号を上位レベルを含めて挿入します。詳細は、この表の下の注を参照してください。

番号 (コンテキストなし)

見出し段落または番号付け段落の番号だけを挿入します。

番号 (フルコンテキスト)

見出し段落または番号付け段落の番号をすべての上位レベルを含めて挿入します。

参照先を含む章の章番号を挿入します。

カテゴリと番号

参照先の項目 (キャプションの種類) と番号を挿入します。このオプションは、相互参照しているオブジェクトにキャプションが付いている場合にのみ使用できます。

キャプションのテキスト

参照先のキャプションのテキストを挿入します。このオプションは、相互参照しているオブジェクトにキャプションが付いている場合にのみ使用できます。

番号付け

参照先のキャプションの番号を挿入します。このオプションは、相互参照しているオブジェクトにキャプションが付いている場合にのみ使用できます。


注マーク

「番号」の書式は、見出し段落または番号付け段落の番号を挿入します。必要な場合はコンテキストに応じて、上位レベルが含まれます。


注マーク

たとえば、第 1 章第 2 節第 5 項は、1.2.5 と番号付けされます。前の項「1.2.4」にあるテキストへの参照をここに挿入し、「数の」書式を適用すると、参照が「4」と表示されます。この例で、番号付けがより多くのサブレベルを表示するように設定されている場合は、設定に応じて、同じ参照が「2.4」または「1.2.4」と表示されます。「番号 (フルコンテキスト)」書式を使用する場合は、番号付け段落の書式に関わりなく、常に「1.2.4」が表示されます。


名前

新規作成するユーザー定義フィールドの名前を入力します。ターゲットを設定するには フィールドタイプ リストの「参照の設定」をクリックしてから、このテキストボックスに名前を入力し、挿入をクリックします。新しいターゲットを参照するには、選択リストにあるターゲット名をクリックします。

グローバルドキュメントの部分ドキュメント間で参照を行うには、その部分ドキュメント内で使われていない参照名をキーボード入力する必要があります。

ユーザー定義フィールドに追加する内容を入力します。

テキスト内の選択箇所に参照を設定すると、現在選択されている内容がフィールド内容になります。