全般
フォームは、さまざまなフォームコントロールを含む文書ドキュメントまたは表計算ドキュメントです。Web ページ用のフォームを作成すると、ユーザーがフォームにデータを入力したあとそれをインターネット経由で送信できます。URL を指定しておけば、フォームコントロールのデータをサーバーに送信し、サーバー上でそのデータを処理できます。
名前
フォームの名前を指定します。この名前によって、フォームナビゲーター内でフォームを区別できます。
URL
入力されたフォームのデータを送信する URL を指定します。
フレーム
URL の参照先を表示するターゲットフレームを指定します。
送信の種類
入力されたフォーム情報を転送する方法を指定します。
「Get」メソッドを使って、すべてのコントロールのデータを環境変数として送信します。このデータは、「?Control1=Content1&Control2=Content2& ...」の形式で URL に付加され、この文字列が宛先サーバー上のプログラムによって解析されます。
「Post」メソッドを使って、指定の URL に送信するドキュメントをフォームの内容から作成します。
送信時の符号化
データ転送で使用するエンコードの種類を指定します。
コントロール情報のデータ転送
フォームを送信する際には、LibreOffice で使用可能なコントロールすべてを考慮します。転送するのは、かならず、コントロールの名前、そして存在する場合にはそのフィールドに帰属する値です。
どの値を転送するかは、コントロールによって違います。テキストボックスの場合は表示されている項目を、リストボックスの場合は選択した項目を、チェックボックスとオプションフィールドの場合はこれらのボックスがアクティブになっている限りそれに帰属する参照値を転送します。
情報の転送方法は、選択した転送方法(Getメソッドあるいは Post メソッド) や符号化(URL あるいは Multipart)によって違います。たとえば、Getメソッドと URL符号化を選択している場合、<名前>=<値>の対で送信します。
HTML で知られているコントロールの他に、LibreOffice で使えるコントロールもあります。特定の数の書式を持つフィールドの場合、表示されている値ではなく、定義されている固定標準書式が転送されることに注意します。どのように、データが、LibreOffice固有のコントロールに転送されるかを以下の表に示します。
コントロール |
対の値 |
数字フィールド、通貨フィールド |
小数点は、かならず、ピリオドとして入力します。 |
日付フィールド |
日付書式は、ユーザーのローカル設定とは関係なく、固定書式 (MM-DD-YYYY)として転送されます。 |
時刻フィールド |
時間書式は、ユーザーのローカル設定とは関係なく、固定書式(HH:MM:SS)として転送されます。 |
パターンフィールド |
パターンフィールドの値は、テキストボックスと同様に転送されます。すなわち、フォーム内の目に見える値が取り込まれます。 |
テーブルコントロール |
テーブルコントロールでは常に、各列が個別に送信されます。つまり、コントロールの名前、列の名前、列の値が送信されることになります。Get メソッドを URL エンコードで使用し、形式<テーブルコントロールの名前>.<列の名前>=<値>で送信します。例えば、列に依存する値を送信できます。 |