文字列を数値に変換する

明確な変換が可能である場合、Calcはそれぞれのセル内部のテキストを数値に変換します。変換が不可能ならばCalcは #VALUE! エラーを返します。

変換された指数を含む整数値とセパレータを伴う ISO8601 拡張書式の日付と時間だけが変換されます。その他、小数点のある小数、ISO8601 形式以外の日付などは変換されません。先頭と末尾の空白は無視されます。

以下の ISO8601 形式が変換されます:

世紀コード CC は省略はできません。T 日付と時刻セパレータの代わりに 1 つの空白文字を使用することができます。

日付が与えらえるならば、それは有効なグレゴリオ暦日付でなければなりません。この場合、任意の時間が 00:00 から 23:59:59.99999... の間でなければなりません。

時間文字列だけが与えられた場合、それは 24 時間を超えるかもしれません。一方で分と秒は最大値が 59 となります。

=A1+A2 や ="1E2"+1 のなかの、一つの引数についてのみ変換が行なわれます。セル範囲引数は影響されないので、少なくとも二つのセルのどちらかに変換される文字列があれば、SUM(A1:A2) は A1+A2 と異なります。

数式の中の文字列も変換されます。たとえば ="1999-11-22"+42 は 1999 年 11 月 22 日から 42 日後の日付を返します。地域化された日付文字列を含む数式はエラーを返します。たとえば "11/22/1999" や "22.11.1999" は自動変換できません。

A1 セルに文字列 '1e2 を入力します。(内部で数値の 100 に変換されます)

A2 セルに =A1+1 を入力します。(結果は正しく 101 になります)