GoSub...Return Statement

サブルーチンや関数中から、ラベルで指定するサブルーチンを呼び出します。ラベルの指定先にあるステートメント群は、最初に出現する Return ステートメントの位置までが実行されます。これらのステートメント群の実行後、プログラムの処理行は、呼び出し元の GoSub ステートメントの次行にあたるステートメントに戻ります。

構文:

パラメーターを参照

パラメーター:

Sub/Function

ステートメントブロック

タイトル

ステートメントブロック

GoSub Label

Exit Sub/Function

Label:

ステートメントブロック

Return

End Sub/Function

GoSub ステートメントは、ラベルで指定するローカルサブルーチンを、サブルーチンや関数内で呼び出します。ラベル位置の指定では、ラベル名に続けて末尾にコロン (:) を付ける必要があります。

警告マーク

プログラムの実行時に、対応する GoSub の存在しない Return ステートメントに遭遇すると、LibreOffice Basic からエラーメッセージが返されます。 こうした不適切な Return ステートメントの実行を避けるには、必要な箇所に Exit Sub ないし Exit Function を記述して、該当する Sub や Function を明示的に終了させる必要があります。


下記の例は、GoSub と Return を使用したサンプルコードです。ここではユーザーに 2 つの値を入力させていますが、これらの平方根の計算は、共通の処理セクションを 2 度呼び出すことで処理しています。

例:

Sub ExampleGoSub

Dim iInputa As Single

Dim iInputb As Single

Dim iInputc As Single

    iInputa = Int(InputBox$ ("Enter the first number:","NumberInput"))

    iInputb = Int(InputBox$ ("Enter the second number:","NumberInput"))

    iInputc=iInputa

    GoSub SquareRoot

    Print "The square root of";iInputa;" is";iInputc

    iInputc=iInputb

    GoSub SquareRoot

    Print "The square root of";iInputb;" is";iInputc

    Exit Sub

SquareRoot:

    iInputc=sqr(iInputc)

    Return

End Sub