Input# Statement

オープン済みの順編成ファイルからデータを読み取ります。

構文:

Input #FileNumber As Integer; var1[, var2[, var3[,...]]]

パラメーター:

FileNumber: 読み取るデータを含むファイルの番号。読み取るファイルは、Open ステートメントに INPUT キーワードを指定して、事前にオープンしておく必要があります。

var: オープン済みのファイルから読み取った値を格納する、数値型ないし文字列型の変数。

Input# ステートメントは、オープン済みのファイルから数値ないし文字列を読み取り、これらの値を 1 つまたは複数の変数に格納します。数値は、次に来るキャリッジリターン (ASC=13)、ラインフィード (ASC=10)、スペース、コンマまでのデータが、1 度に読み取られます。文字列は、次に来るコードがキャリッジリターン (ASC=13)、ラインフィード (ASC=10)、コンマまでのデータが、1 度に読み取られます。

オープン済みファイル中にあるデータおよびデータ型は、「var」に指定する変数の順序と一致している必要があります。数値以外のデータを数値変数に代入すると、「var」の変数には「0」値が格納されます。

コンマで区切られているレコードを文字列値に割り当てることはできません。 同じようにファイル内の引用符 (") も無視されます。 ファイルからこのような文字を読み取る場合は Line Input# 文を使用し、テキストファイル (印刷可能な文字のみで構成されるファイル) を読み取ります。

データの読み取り中にファイル末尾に到達すると、エラーが発生してプロセスは終了させられます。

例:

Sub ExampleWorkWithAFile

Dim iCount As Integer

Dim sName As String

Dim sValue As Integer

Dim sFileName As String

 

sFileName = "c:\data.txt"

iCount = Freefile

 

'ファイルへデータを書き込む(データは後のインプット時に読み込みます)

Open sFileName For Output As iCount

sName = "Hamburg"

sValue = 200

Write #iCount, sName, sValue

sName = "New York"

sValue = 300

Write #iCount, sName, sValue

sName = "Miami"

sValue = 459

Write #iCount, sName, sValue

Close #iCount

 

iCount = Freefile

' Read data file using Input

Open sFileName For Input As iCount

Input #iCount; sName, sValue

MsgBox sName & " " & sValue

Input #iCount; sName, sValue

MsgBox sName & " " & sValue

Input #iCount; sName, sValue

MsgBox sName & " " & sValue

Close #iCount

End Sub